好きを貫く

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パロサイ・ホテル〈下〉―御手洗パロディサイト事件〈2〉 第四章 3.f0の悪夢 (P.84)
「恐れ入ります。生意気を言いましたが、私のはただ好きから来る知識だけです」
「いや、それは大事なことだと思いますね。好きだからこそ深く追求することが出来る。そこから得る物は大きいと思いますね。ただ人は知識が多くなって来るとどうしても余計な事まで見え、考えてしまうものです。大事な事は純粋に好きだという気持ちをいつまでも忘れずにいることでしょうね。ところで、貴方はオーディオを坂上さんにプレゼントしたそうですね。いえ、こっちの石岡君はこれでも小説家でしてね、日頃から貴方の友人である坂上さんにお世話になっているんですよ。さっきもそのオーディオを見せてもらったところです。なかなか趣味良く揃えられてましたね」

趣味でも仕事でも"好き"を貫くのは本当に難しいもの。
趣味は極論ひとりだけでも貫くことができるが、仕事は本当に難しい。
"好き"なモノにもよるが、現状の組織内で貫くのか、それとも"好き"を貫き易い別組織に所属するのか。