コミュニケーションについて

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自分の職場では朝礼時に持ち回りでスピーチをしています。
後輩のスピーチを聞いて、自分も何だか似たようなことで考えたことがあったなということがありました。
その事ついて無性に書きたくなったのでちょっと書いてみたいと思います。

スピーチの内容は、
後輩の娘が中耳炎になり、自宅周辺の耳鼻科に行った時の話でした。
担当してくれた先生の応対が非常に悪かったようです。
診断結果は言葉足らずでよく分からず。
挙句の果てに、薬は何が欲しいか素人に聞いてくる始末。
その先生は、(技術的な)ウデは優秀らしいのですが、応対が相当悪く気分を害したようです。
今後できればその耳鼻科は利用したくないが、自宅周辺には耳鼻科が少なくて今後どうしようか悩む。
接客応対を仕事とする我々も気をつけたい。
というような話がありました。
なんだかコミュニケーションが物別れに終わってしまったようです。

自分の子供が病気なのですから、「子供を助けてください」という気持ちで病院に行っているはずです。
そんな状況の中、そんな応対をされたら自分だって気分を害す状況だと思います。
恐らく人の親であれば誰でもそうだと思います。

実際、自分自身にも似たような状況が数年前にありました。
生後一ヶ月の長男がなかなか泣き止まない日がありました。
何をしても泣き止みません。
嫁がオムツの取り替えている時に、長男の下腹部がポコッと膨れているのを発見しました。
触ると更に大声で泣きました。
泣き止まない原因はコレかと思いました。
初めての子供でしたから右も左も分からず相当焦りました。
どうしたらよいのか分からず、とりあえず産婦人科に駆け込みました。

診断結果は、鼠径ヘルニアでした。
簡単にいえば「脱腸」です。
その日は応急処置で終了。
症状は治まりました。

日を改めて、治療のために産婦人科に紹介されたある某有名大学病院の小児科へ行きました。
一日中混雑していて、検査するにも長時間待ちですし、問診はそれ以上の時間待ちました。
診察時間は待っている患者が多すぎからなのか、問診はほんの数分。
診断結果は、鼠径ヘルニア(脱腸)に間違いない。
手術すれば簡単に治る。
手術跡は綺麗に治るように切るし、赤ん坊ということもあり綺麗に治る。
手術をしなければ、応急処置だけでも症状は治まるが、またいつ症状が発生するか分からない。
小学生くらいまでは油断できない。
完全に治したいなら手術をすすめる。
というような説明を受けました。
で、先生から「手術をやるか、この1週間で決めてください」と
投げかけられました。

いや~迷いました!
初めての子供なので、親としてどう判断して良いのか迷いました。
その手術といったら全身麻酔で手術を受けることになります。
生後1ヶ月の赤ん坊の全身麻酔はリスクがあると聞きました。
いつまた症状が発生するかも分かりませんし。

でも何か先生の説明で納得できない部分がありました。
おそらく後輩のスピーチに出た、耳鼻科の先生よりはしっかり説明してくれたと思います。
ですが心に引っかかるものがありました。
手術をするしない以前に、自分の心に何が引っかかるのだろうと考えました。
じゃないと手術はできないな、とも思っていました。


事務的な対応がひっかかった。